・ポリマー系コーティング
　ポリマーとは高分子化合物のことです。
　他のコーティングよりも低価格で施行時間も短く済みますが、持続期間が比較的短く、使用状況が良くても一年以内に劣化していきます。劣化した部分については定期的なメンテナンスが必要です。

・フッ素系コーティング
　ポリマー系コーティングに、フッ素を加えたコーティングです。
　一般的なポリマー系コーティングよりも価格が高めですが、その分持続期間が長くなります。また、フッ素の持つ優れた撥水性が特徴です。

・ガラス系コーティング
　ボディ表面にガラス質の硬い被膜を作ります。
　専門業者に依頼した場合、洗車や下地処理を丁寧に行い、防埃・防塵対策を徹底した屋内で作業を行うため、施工には1日〜2日ほどかかります。
　耐久性がポリマー系のコーティングと比べて格段に高く、持続期間は3年を謳うものもあります。

・セラミックコーティング
　主成分がセラミック(金属や酸素、窒素、炭素などからなる化合物)から為るコーティング剤です。
　従来のガラスコーティングに比べると、耐薬品性に優れ、紫外線にも強い皮膜を形成します。
　現在では最も高価なコーティングですが、仕上がり、持続期間ともにガラス系コーティングをを上回ります。

・ヘッドライトコーティング
　車のヘッドライトは、ポリカーボネートという紫外線にとても弱い材質で作られています。そのため長く車に乗っていると、ヘッドライトの表面が黄ばんできます。
　ヘッドライトコーティングは劣化したヘッドライトを再生できるだけでなく、今後の劣化の速度を緩めます。車の「目」であるヘッドライトを綺麗にすることで、車全体の印象を良くすることができます。

・ホイールコーティング
　ホイールは、ブレーキ時に発生する高熱やブレーキダスト、タイヤが巻き上げる泥や小石に晒される、過酷な環境で働く汚れやすい部品です。コーティングを施すとボディと同様に、汚れの防止になり、汚れたとしても手軽に洗い落としやすくなります。

・ウィンドウガラスコーティング
　ウィンドウガラスは元来、親水性という、撥水性とは真逆の、水に馴染みやすい性質を持っている部品です。
　ガラスコーティングは下地処理と薬剤によって、ガラスの性質である親水性を撥水性に変え、雨水を弾く表面にします。
　ガラス表面に水垢が付きにくいだけでなく、雨の日も視界が良好になり、安全運転につながります。